中銀カプセルタワービルのモデル@北浦和公園
中銀(なかぎん)カプセルタワービルというのは、 1972年に竣工した、世界で初めて実用化されたカプセル建築ということです。
いくつものカプセルが組み合わさってできているようで、 有名な建築家、黒川紀章さんの初期の代表作。
残念ながら建て替えが決定したそうですが、 森美術館で1月まで開催された「メタボリズムの未来都市展」へ出品されたのが、 そのカプセルのひとつを修復したもの。
それがなんと、埼玉県立近代美術館のある北浦和公園に移設されたと知って、 とっても気になっていて、見に行ってみました♪
北浦和公園は何度も行っているところなのですが、彫刻広場には行ったことがなく、 おそるおそる噴水の奥に行ってみると、なにやら箱のようなものが!
どうやら、これが実物。 うしろには団地もあるし、なんだか場違いのような気もしますが、 なかをのぞいてみると、70年代というか、近未来的な雰囲気がたっぷり。 キューブリックの映画、『2001年宇宙の旅』に出てきそう。
とくにSONYと書いてあるステレオにくぎ付けです。 小さいころに使っていたラジカセを思い出します。
昔のものは、頑強でしっかりしてましたね。
案内図もなく、周りに人がいないので、さみしいかんじだったのが残念。 ここだけ時代に取り残されたような…。
最近は半導体の会社が倒産したり、あまりいいニュースがないですが、 日本で生みだされたいいものはたくさんあるんですね!